声にできない“アイシテル”
残業している叔父さんの帰りをリビングのソファーで待っている叔母さんのところへ。
のんびりテレビを見ていた叔母さんが俺に気がついた。
「あら、晃君。
どうしたの?」
「う、うん・・・」
叔母さんに相談するつもりで来たんだけど、いざとなると恥ずかしくて言い出せない。
「悩み事?」
「まぁ、そんな感じ・・・」
突っ立ったまま視線をさまよわせていたら、叔母さんが吹き出した。
「はっきり言ったら?
“好きな人”のことで、なにか相談があるんでしょ?」
「え?!」
チカのことはまだ叔父さんにも叔母さんにも話してないのに。
どうして分かったんだろう。
「このところの晃君、すごく明るくなったもの。
きっと彼女でも出来たのよって、順二さんと話してたの」
「あ、ああ。
そうなんだ…」
知られてるって分かって恥ずかしさが増したけど、かえって肩の力が抜けた。
のんびりテレビを見ていた叔母さんが俺に気がついた。
「あら、晃君。
どうしたの?」
「う、うん・・・」
叔母さんに相談するつもりで来たんだけど、いざとなると恥ずかしくて言い出せない。
「悩み事?」
「まぁ、そんな感じ・・・」
突っ立ったまま視線をさまよわせていたら、叔母さんが吹き出した。
「はっきり言ったら?
“好きな人”のことで、なにか相談があるんでしょ?」
「え?!」
チカのことはまだ叔父さんにも叔母さんにも話してないのに。
どうして分かったんだろう。
「このところの晃君、すごく明るくなったもの。
きっと彼女でも出来たのよって、順二さんと話してたの」
「あ、ああ。
そうなんだ…」
知られてるって分かって恥ずかしさが増したけど、かえって肩の力が抜けた。