声にできない“アイシテル”
チカの気持ちが嬉しくって、思わず笑顔になる。
「うん、分かったって。
もうこんなこと言わないから、泣き止んで」
泣いて真っ赤になった瞳でじっと俺を見上げてくる。
“本当?”
「本当だよ。
俺の自慢の彼女は素直なところがとりえだよ。
だから、素直に信じて」
チカの頭を軽くポンポンとたたくと、ようやく笑ってくれた。
―――ふぅ、驚いたぁ。
前を向けば俺以上に驚いた顔のお母さん。
「桜井君・・・?」
「なんでしょう?」
―――あ、人前で大騒ぎした俺たちにあきれてるのかな?
と思ったら、どうやら違うようだ。
「チカが何を言ったのか、分かったの?」
―――は?
そんなことが聞きたかったのか?
てっきり怒られると思った。
「うん、分かったって。
もうこんなこと言わないから、泣き止んで」
泣いて真っ赤になった瞳でじっと俺を見上げてくる。
“本当?”
「本当だよ。
俺の自慢の彼女は素直なところがとりえだよ。
だから、素直に信じて」
チカの頭を軽くポンポンとたたくと、ようやく笑ってくれた。
―――ふぅ、驚いたぁ。
前を向けば俺以上に驚いた顔のお母さん。
「桜井君・・・?」
「なんでしょう?」
―――あ、人前で大騒ぎした俺たちにあきれてるのかな?
と思ったら、どうやら違うようだ。
「チカが何を言ったのか、分かったの?」
―――は?
そんなことが聞きたかったのか?
てっきり怒られると思った。