声にできない“アイシテル”
家のチャイムを押すと、奥からパタパタと足音が聞こえてくる。
「チカ!
俺だよ!」
扉が勢いよく開いて、顔を出したチカが目を丸くしている。
“アキ君!?
急にどうしたの?”
「会いたくなったから」
そう言って玄関の中にすべり込むと、ギュッと彼女を抱きしめた。
突然現れた俺に、訳が分からなくなっているチカ。
瞳を大きく開いて、オロオロとしている。
俺は大きく息を吸い込んで、言った。
「チカ、ごめんな」
メールを無視してごめん。
『愛してる』と言って欲しいなんて、めちゃくちゃワガママでごめん。
俺ばかりが愛情を欲しがってごめん。
愛することを手抜きしてごめん。
「ごめんな・・・」
何度も謝った。
「チカ!
俺だよ!」
扉が勢いよく開いて、顔を出したチカが目を丸くしている。
“アキ君!?
急にどうしたの?”
「会いたくなったから」
そう言って玄関の中にすべり込むと、ギュッと彼女を抱きしめた。
突然現れた俺に、訳が分からなくなっているチカ。
瞳を大きく開いて、オロオロとしている。
俺は大きく息を吸い込んで、言った。
「チカ、ごめんな」
メールを無視してごめん。
『愛してる』と言って欲しいなんて、めちゃくちゃワガママでごめん。
俺ばかりが愛情を欲しがってごめん。
愛することを手抜きしてごめん。
「ごめんな・・・」
何度も謝った。