声にできない“アイシテル”
休みの日は2年前から一人暮らしをしているチカの部屋でゆっくりするのが近頃の定番。
一緒にテレビを見たり、他愛もない話をしたり。
腹が減ればチカの手料理を味わう。
さっきからいそいそと料理に励むチカの後姿を眺めて、一人ニヤけている俺。
“アキ君、何で笑ってるの?”
出来上がった料理を運んできたチカが首をかしげている。
「エプロンして料理作ってるチカって奥さんみたい。
台所に立っている様子がサマになっててさ」
“そう?”
「こうしてると、俺達新婚みたいだな」
“もう。
何言ってんの”
チカは照れているけど、その顔は嬉しそうだ。
いつの日か。
そう遠くない未来に。
俺達は本当の『夫婦』になるんだろうな。
一緒にテレビを見たり、他愛もない話をしたり。
腹が減ればチカの手料理を味わう。
さっきからいそいそと料理に励むチカの後姿を眺めて、一人ニヤけている俺。
“アキ君、何で笑ってるの?”
出来上がった料理を運んできたチカが首をかしげている。
「エプロンして料理作ってるチカって奥さんみたい。
台所に立っている様子がサマになっててさ」
“そう?”
「こうしてると、俺達新婚みたいだな」
“もう。
何言ってんの”
チカは照れているけど、その顔は嬉しそうだ。
いつの日か。
そう遠くない未来に。
俺達は本当の『夫婦』になるんだろうな。