声にできない“アイシテル”
「ちょっと待ってよ!」
あわてて2人に割り込む。
「どうした晃?」
「とっても綺麗なお嬢さんでしょ。
晃君にお似合いよ」
「まあ、綺麗だとは思うけど・・・」
あいまいに返事をする俺に、叔父さんは小さく笑う。
「ああ、写真だけじゃよく分からんか。
やはり実物じゃないとな」
「それなら会う段取りをつけましょ。
明日にでもあちらに電話するわ」
「あ、だから!
待ってってば!」
再び話を進めてしまう2人を止めた。
きょとんとした2人が俺を見ている。
「都合が悪いのか?
確かに仕事は立て込んでいるが、そう無理でもあるまい」
「会って、お食事するだけだもの。
仕事に影響するほど時間はとらせないわ。
大丈夫よ」
「そうじゃない。
仕事とか時間の都合じゃなくて、俺に見合いは必要ないってこと」
静かに閉じた写真を押し戻す。
あわてて2人に割り込む。
「どうした晃?」
「とっても綺麗なお嬢さんでしょ。
晃君にお似合いよ」
「まあ、綺麗だとは思うけど・・・」
あいまいに返事をする俺に、叔父さんは小さく笑う。
「ああ、写真だけじゃよく分からんか。
やはり実物じゃないとな」
「それなら会う段取りをつけましょ。
明日にでもあちらに電話するわ」
「あ、だから!
待ってってば!」
再び話を進めてしまう2人を止めた。
きょとんとした2人が俺を見ている。
「都合が悪いのか?
確かに仕事は立て込んでいるが、そう無理でもあるまい」
「会って、お食事するだけだもの。
仕事に影響するほど時間はとらせないわ。
大丈夫よ」
「そうじゃない。
仕事とか時間の都合じゃなくて、俺に見合いは必要ないってこと」
静かに閉じた写真を押し戻す。