声にできない“アイシテル”
泣き疲れてそのまま眠ってしまい、リビングで朝を迎えた。
頭も視界もぼんやりしていて、ノロノロと起き上がる。
そっと指先でほっぺに触れると、うっすらと濡れた跡がある。
眠りながらも泣いていたみたいだ。
―――一生分泣いたかも・・・。
声が出なくなると聞かされた時よりも涙を流した。
あの時も絶望が私を包んだけど。
その時よりも悲しみが上回っていた。
でも、泣いたところでどうにもならない。
自分で別れを決めたんだから。
ジワジワと滲んでくるん涙を強引にぬぐって、洗面所に向った。
鏡の中にいるのは、泣きはらして真っ赤な目をした私。
―――変な顔。
いつもなら笑ってしまうのに、顔の筋肉が固まっていて苦笑いすらできない。
冷たい水でジャブジャブと顔を洗う。
泣きすぎたからほっぺに水がしみる。
その痛みを感じながら、顔に水をかける。
滲む涙が止まるまで何度も、何度も。
頭も視界もぼんやりしていて、ノロノロと起き上がる。
そっと指先でほっぺに触れると、うっすらと濡れた跡がある。
眠りながらも泣いていたみたいだ。
―――一生分泣いたかも・・・。
声が出なくなると聞かされた時よりも涙を流した。
あの時も絶望が私を包んだけど。
その時よりも悲しみが上回っていた。
でも、泣いたところでどうにもならない。
自分で別れを決めたんだから。
ジワジワと滲んでくるん涙を強引にぬぐって、洗面所に向った。
鏡の中にいるのは、泣きはらして真っ赤な目をした私。
―――変な顔。
いつもなら笑ってしまうのに、顔の筋肉が固まっていて苦笑いすらできない。
冷たい水でジャブジャブと顔を洗う。
泣きすぎたからほっぺに水がしみる。
その痛みを感じながら、顔に水をかける。
滲む涙が止まるまで何度も、何度も。