声にできない“アイシテル”
妹のような存在
気持ちがいい秋晴れの昼休み。
グランドで小山とキャッチボールをしていた時。
少し離れたところにある生徒用昇降口に向かって、妙な物体が動いているのが目に入った。
―――あれは・・・花束?
花束というには結構な量。
まるで花で出来た小さな山のようだ。
色々な種類がちりばめられた花たちがゆっくりと進んでいる。
俺の視線に気がついた小山も、その物体に目を向ける。
「あ、チカちゃんだ」
小山が走り出した。
一人でここにいても仕方がないから、俺も小山についていく。
近付いてみると、たしかに大野さんだった。
グランドで小山とキャッチボールをしていた時。
少し離れたところにある生徒用昇降口に向かって、妙な物体が動いているのが目に入った。
―――あれは・・・花束?
花束というには結構な量。
まるで花で出来た小さな山のようだ。
色々な種類がちりばめられた花たちがゆっくりと進んでいる。
俺の視線に気がついた小山も、その物体に目を向ける。
「あ、チカちゃんだ」
小山が走り出した。
一人でここにいても仕方がないから、俺も小山についていく。
近付いてみると、たしかに大野さんだった。