music love
ステージから伸びる光で

顔はよく見えない。

彼女の存在感は圧倒的で

威嚇されないようにと

必死の目で生きようと歌う。

その肩は、今にも崩れそうな程、

震えている。

何から逃れたかったのか。

何を恐れていたのか。

今ではもう、何も分からない。

そんな時。
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