ヤンデレな妹
雨風萌恋は
私をいじめるリーダーだった。
雨風より裕福な家庭に育ち
雨風よりも目立っていた私。
テストでは毎回
私が1位
雨風2位だった。
そんな私を雨風は
気に入らなかったのだろ…。
ロッカーに入ってたはずの教科書は
文字が見えないくらいに
落書きがされて捨てられていた。
それを見て雨風は笑っていたのだから。
三神結愛も同じように
私を笑っていた。
からだを動かすのが好きな私。
スポーツテストでは
私が1位
結愛は2位。
ロッカーに入ってたはずの体操服は
必ずビリビリに破かれていた。
時々男子トイレの便器に
突っ込まれているのを
男子が見て騒いでいた。
さすがにそんなの着れるわけがないので
新しい体操服を買い
次の日にそれを着ると
結愛は「汚ーい!!それ便器のでしょ」と
大声で言っていた。
そして3人のいじめはある日を境に
酷くなった。
雨風の片想いの相手に告白された私
もちろん断ったけど
雨風が告白されているのを見かけていた。
次の日から
沢山落書きがされていたはずの机は
教室にはなく男子トイレに運ばれていて
上履きは画鋲と虫の死骸が中に入れられ
土で汚れていた。
それだけならまだ耐えられた。
だけどある日トイレに入ったら
雨風に上から水をかけられ私は
授業開始のチャイムが鳴るのを
待っていた。
授業開始のチャイムが鳴り
雨風達がいないと思ってドアを開けたら
腕を引っ張られ床に押さえつけられた。
雨風「授業始まったからいないと思った?」
結愛「残念でしたー!!!ぎゃははは」
と悪魔の声。