いざ、2次元の世界へ
くだらないことで笑い、どうでもいいことを話し合い…
カエデと、ソウスケと、タイガ。
この3人と楽しく過ごすのが、夢だった。
だからこそ、私は謎を解かなくちゃいけないんだ。
私利私欲のためじゃない。
皆が…3人が幸せに過ごせる世界を取り戻すために。
「それでね、その3次元の人間が来た日…この世界は、狂い始めたんだよ」
「どういう、こと…?」
「じゃあ今から説明するから! 2人もちゃんと聞いててね!」
例の2人は、適当に返事をする。
カエデは、最年少のくせに、なんだかんだで一番のしっかり者のようだ。