絶叫脱出ゲーム③~クラスカースト~
☆☆☆
あたしの対戦相手は片山未咲、井上晴斗、三神マキヤの3人だった。
マキヤの名前が呼ばれた瞬間、あたしは心の中でガッツポーズを作っていた。
この組み合わせなら、あたしは勝てる!!
オタクグループの未咲は真っ青な顔で部屋に入って来た。
その体はガタガタと震えていて、彩美以上に怯えているのがわかった。
部屋に入ってみると案外広くて、十分に動けるスペースがある。
中央の透明な壁の向こうにはマキヤと晴斗君の姿。
2人とも青ざめた顔をしているが、マキヤはあたしと視線がぶつかると大きく頷いた。
咄嗟にあたしは顔をそむけた。
そんなにわかりやすい態度を取られたらバレるだろうが。
そう心の中でののしった。
次第に足元から白い煙が入ってきて、未咲が小さく悲鳴を上げた。
あたしは思いっきりその煙を吸い込む。
特に匂いはしないし、体に変化は感じられない。
あたしの対戦相手は片山未咲、井上晴斗、三神マキヤの3人だった。
マキヤの名前が呼ばれた瞬間、あたしは心の中でガッツポーズを作っていた。
この組み合わせなら、あたしは勝てる!!
オタクグループの未咲は真っ青な顔で部屋に入って来た。
その体はガタガタと震えていて、彩美以上に怯えているのがわかった。
部屋に入ってみると案外広くて、十分に動けるスペースがある。
中央の透明な壁の向こうにはマキヤと晴斗君の姿。
2人とも青ざめた顔をしているが、マキヤはあたしと視線がぶつかると大きく頷いた。
咄嗟にあたしは顔をそむけた。
そんなにわかりやすい態度を取られたらバレるだろうが。
そう心の中でののしった。
次第に足元から白い煙が入ってきて、未咲が小さく悲鳴を上げた。
あたしは思いっきりその煙を吸い込む。
特に匂いはしないし、体に変化は感じられない。