絶叫脱出ゲーム③~クラスカースト~
☆☆☆
そして、ついに中央の壁が取り払われた。
結愛ちゃんが竜輔君に掴みかかる。
竜輔君はそれを振りほどこうとして……途中でやめた。
結愛ちゃんを見て優しくほほ笑んでいる。
「どういうこと……?」
三春ちゃんがその様子を見て混乱した声を出す。
「竜輔は結愛の事が好きだったんだ」
三春ちゃんの疑問に答えたのは竜輔君の親友である、酒本君だった。
酒本君はジッと竜輔君の様子を見ている。
「……そうだったんだ?」
三春ちゃんが目を見開いてそう言った。
「あぁ。だから、あいつはきっと……」
酒本君がそう言った瞬間、竜輔君が押し倒されその首が絞められているのを見た。
理性を失った結愛ちゃんはグングン力を込めていく。
細くて白い指先が竜輔君の首に食い込む。
竜輔君が白目をむくその直前、最期の力を振り絞って口を開いた。
それは声にはならない「好きだよ」という、愛の告白だった……。
そして、ついに中央の壁が取り払われた。
結愛ちゃんが竜輔君に掴みかかる。
竜輔君はそれを振りほどこうとして……途中でやめた。
結愛ちゃんを見て優しくほほ笑んでいる。
「どういうこと……?」
三春ちゃんがその様子を見て混乱した声を出す。
「竜輔は結愛の事が好きだったんだ」
三春ちゃんの疑問に答えたのは竜輔君の親友である、酒本君だった。
酒本君はジッと竜輔君の様子を見ている。
「……そうだったんだ?」
三春ちゃんが目を見開いてそう言った。
「あぁ。だから、あいつはきっと……」
酒本君がそう言った瞬間、竜輔君が押し倒されその首が絞められているのを見た。
理性を失った結愛ちゃんはグングン力を込めていく。
細くて白い指先が竜輔君の首に食い込む。
竜輔君が白目をむくその直前、最期の力を振り絞って口を開いた。
それは声にはならない「好きだよ」という、愛の告白だった……。