絶叫脱出ゲーム③~クラスカースト~
爆発
「今日のバトルはこれで終了。とても楽しいものを見させてもらえて、とてもよかったよ。明日が楽しみだ」
竜輔君の体をステージにつるし上げた後、男がそう言った。
「待ってくれよ! 俺たちもここから出してくれ!!」
3年生の1人がその場に立ち上がってそう言った。
「それはできない。A組のバトルが終れば君たちにも順番は回って来る」
当然のようにそう言う男に、男子生徒は目を吊り上げた。
「死ぬってわかってて黙って待ってろって言うのかよ!!」
「そんなのひどいわよ!」
「好き勝手しやがって!!」
男の言葉が生徒たちの怒りに火をつけた。
何人かの生徒たちが一斉にステージ上に駆け上がって行く。
そして男につかみかかったが……その手は男に触れることなく、空中をすり抜けて男子生徒はそのまま転んでしまった。
あれも3D映像だ。
分かっていたことだけれど、安全な場所から回覧しているだけの男に吐き気を覚えた。
「なんだよ、嘘だろ!?」
男子生徒が驚いたようにそう言った……次の瞬間、ステージ上に上がっていた生徒たちの頭が次々と爆発し始めたのだ。
血肉が飛び散り、悲鳴が上がる。
「それでは、また明日」
男は高らかな笑い声を上げながら消えて行ったのだった……。
竜輔君の体をステージにつるし上げた後、男がそう言った。
「待ってくれよ! 俺たちもここから出してくれ!!」
3年生の1人がその場に立ち上がってそう言った。
「それはできない。A組のバトルが終れば君たちにも順番は回って来る」
当然のようにそう言う男に、男子生徒は目を吊り上げた。
「死ぬってわかってて黙って待ってろって言うのかよ!!」
「そんなのひどいわよ!」
「好き勝手しやがって!!」
男の言葉が生徒たちの怒りに火をつけた。
何人かの生徒たちが一斉にステージ上に駆け上がって行く。
そして男につかみかかったが……その手は男に触れることなく、空中をすり抜けて男子生徒はそのまま転んでしまった。
あれも3D映像だ。
分かっていたことだけれど、安全な場所から回覧しているだけの男に吐き気を覚えた。
「なんだよ、嘘だろ!?」
男子生徒が驚いたようにそう言った……次の瞬間、ステージ上に上がっていた生徒たちの頭が次々と爆発し始めたのだ。
血肉が飛び散り、悲鳴が上がる。
「それでは、また明日」
男は高らかな笑い声を上げながら消えて行ったのだった……。