絶叫脱出ゲーム③~クラスカースト~
「そう……だったの?」
驚きすぎていい言葉も見つからない。
ただ、マキヤの手が小さく震えていることに気が付いていた。
きっと、嘘はついていない。
「あぁ。翔吾と付き合っていたから諦めていたんだけど、あいつ黙っていなくなっただろ? だからいつか告白しようと思ってたんだ」
マキヤは照れてしまってあたしの顔も見れなくなっている。
「そっか……」
マキヤはずっとあたしの事が好きだった。
そんなこと知らなかった。
「ごめんな、こんな時にこんな事言って……。でも、次のバトルで自分が死ぬかもしれないと思うと、どうしても伝えておきたくて」
「うん。ありがとうマキヤ。すごく嬉しいよ」
あたしはそう言ってほほ笑み、マキヤの手を握りしめた。
マキヤは驚いたように目を丸くしてあたしを見つめる。
「もし2人でここから出られたら、あたしと付き合ってくれる?」
あたしは何の感情もない声でそう言った。
しかしマキヤはその言葉だけで舞い上がり、何度も何度も頷いている。
あたしはそんなマキヤを見て、フフッと小さく笑ったのだった。
驚きすぎていい言葉も見つからない。
ただ、マキヤの手が小さく震えていることに気が付いていた。
きっと、嘘はついていない。
「あぁ。翔吾と付き合っていたから諦めていたんだけど、あいつ黙っていなくなっただろ? だからいつか告白しようと思ってたんだ」
マキヤは照れてしまってあたしの顔も見れなくなっている。
「そっか……」
マキヤはずっとあたしの事が好きだった。
そんなこと知らなかった。
「ごめんな、こんな時にこんな事言って……。でも、次のバトルで自分が死ぬかもしれないと思うと、どうしても伝えておきたくて」
「うん。ありがとうマキヤ。すごく嬉しいよ」
あたしはそう言ってほほ笑み、マキヤの手を握りしめた。
マキヤは驚いたように目を丸くしてあたしを見つめる。
「もし2人でここから出られたら、あたしと付き合ってくれる?」
あたしは何の感情もない声でそう言った。
しかしマキヤはその言葉だけで舞い上がり、何度も何度も頷いている。
あたしはそんなマキヤを見て、フフッと小さく笑ったのだった。