絶叫脱出ゲーム③~クラスカースト~
それからあたしと彩美は夕食を持って体育館の隅に移動してきていた。
クラス内に戻ろうかとも思ったけれど、まだ酒本君たちが調子に乗っているかもしれないと思うと、見たくないと言う気持ちの方が強かった。
「まだまだ戦いは続いて行くんだよね」
彩美が呟くようにそう言った。
「うん……そうだね……」
あたしはご飯を飲み込み、そう返事をした。
全校生徒400人。
全員のバトルが終るまで続けられる。
「でも、あたしたちはまだ生きてる」
彩美がそう言い、お茶をひと口飲んだ。
「こうして、ご飯も食べる事ができる」
1つ1つかみしめるようにそう言う彩美。
「そうだよ。生きてるんだよ」
あたしはそう答えた。
生きている限り、やり直す事はできる。
たとえ今大きな石に躓いてなかなか立ち上がる事ができなくても、いつか必ずそこから立ち上がって動き始めることはできる。
クラス内に戻ろうかとも思ったけれど、まだ酒本君たちが調子に乗っているかもしれないと思うと、見たくないと言う気持ちの方が強かった。
「まだまだ戦いは続いて行くんだよね」
彩美が呟くようにそう言った。
「うん……そうだね……」
あたしはご飯を飲み込み、そう返事をした。
全校生徒400人。
全員のバトルが終るまで続けられる。
「でも、あたしたちはまだ生きてる」
彩美がそう言い、お茶をひと口飲んだ。
「こうして、ご飯も食べる事ができる」
1つ1つかみしめるようにそう言う彩美。
「そうだよ。生きてるんだよ」
あたしはそう答えた。
生きている限り、やり直す事はできる。
たとえ今大きな石に躓いてなかなか立ち上がる事ができなくても、いつか必ずそこから立ち上がって動き始めることはできる。