CLUSH HONEY~V系彼氏と、蜜より甘く~
「ねぇ、あなた…キリトの何?」
女の子たちが、言いながら近づいてくる。
「……何って…」
どう答えていいかわからずにいると、
「……勝手に、抜け駆けとかして、キリトに近寄らないでくれる?」
囲まれて、上目に睨まれた。
「抜け駆けなんて……」
「じゃあ、なんでキリトのバイクになんか乗ってたの?!」
「そうだよ。私たちは、みんなで協定を組んで、キリトには手を出さないようにもしてるのに」
「何してんの…アンタ。キリトより年上な、オバサンのクセに…」
一人が言って、女の子たちはゲラゲラと笑い合った。