CLUSH HONEY~V系彼氏と、蜜より甘く~
マンションの廊下で大声を出したりすれば、キリトがトラブルに見舞われることは明らかだった。

そんなリスクを冒してまでも、私になんて会いたいんだろうかとも思いながら、

チェーンを外して、仕方なく彼を中に引き入れた。


玄関のカギを締めて、

「……大声なんか出して、誰かに警察でも呼ばれたら、どうするの……?」

咎めるように言うと、

「いい……。……警察でもなんでも、呼ばれてもかまわない……」

と、睨むような瞳で、私を見つめた。



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