CLUSH HONEY~V系彼氏と、蜜より甘く~
「だけど、キリト……」
「アヤと、離れるのなんか、嫌だ…」
身体を預けるようにして、ギュッと抱きついてくるキリトに、
「重たいよ…キリト…」
少しだけ笑って言うと、
「じゃあ、もう俺から離れないって、約束しろよ…」
と、じっと見つめられた。
「……うん……」
うなづくと、「本当に?」と、聞いてきた。
「約束、する……」
答えると、
「よかった……」
と、キリトは微笑って、
「寂しかったんだ……すごく……アヤと、話せないってだけで……寂しくて、俺どうにかなりそうだった……」
またちょっとだけ涙を滲ませた。