CLUSH HONEY~V系彼氏と、蜜より甘く~
キリトの、伸びのある艶やかな声が、耳に響く。

曲調は落ち着いて、静かでやわらかく、耳の奥に届いた。


「……どう? 歌い出しだけなんだけど……」

首を傾けて訊ねるキリトに、

「……いい。素敵な曲だね……」

答えると、

「……本当に?」

と、キリトは、また笑顔になった。



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