CLUSH HONEY~V系彼氏と、蜜より甘く~
-完-
彼の、その時々に変わる、様々な表情は、
魅力的で、引き込まれずにはいられないくらいに、
ただ、愛おしかった。
「……キリト、もう私よりキスうまくなったでしょ…?」
「……アヤからの、キスがいい……。……して? 俺に……」
寄せられる唇に、最初はやわらかく触れて、
舌と上唇で挟むようにして、口づけると、
「ん…くっ、……やっぱり、アヤのキスが、いい……」
と、半開きの唇で、潤むような眼差しを向けて、
「もっと…して……足らない、まだ……」
と、せがんだ。