CLUSH HONEY~V系彼氏と、蜜より甘く~
互いに視線をはずせないまま、見つめ合って、

どちらからともなく、唇が近づいた。


差す月灯りに、彼の顔が薄く白んで見えた。


「……。……アヤ」

と、呼ばれた。


寸前まで近づいた唇の先で、

「何…キリト……?」

と、呼び返す。



「……アヤ……キス…してもいい…?」



まっすぐに瞳を向けられて、訊かれた。


「して……キリト…」


応えると、彼の唇が触れて、微かにタバコの香りがした……。


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