イマカレモトカレ 永遠の愛は?
『前田さん?今いいですか?』
『いいよ』
『今HONDA建設に行ったら
昼までお休みって』
『あ~ 親父を病院に連れてったからね』
『そーなんだ
一応パンフレット渡したんで
検討をお願いね』
『はいはーい!了解
もう少ししたら会社に行くから』
『あっ!昼御飯一緒に食べません?
色々話があるし・・・
聞いてもらいたいこともあるし』
『いいよ どこにする?』
『HONDA建設を出たところなんで
あっ!前田さんはいまどこです?』
『中央病院を出たところだから
意外と近い場所にいるね
会社の近くの蕎麦屋でよくない?』
『いいですけどお父様は
連れて帰らなくていいんですか?』
『大丈夫!入院したから』
『そーなんですか
大変なときにすみません
電話なんかして』
『いやいや 別に大変じゃないし』
蕎麦屋で落ち合うことになった。
夢子が少し早くに蕎麦屋に到着し
10分遅れて前田さんが到着した。
「お疲れ!お待たせ!」
「突然呼び出してごめんなさい」
「いいよ別に」
「お父様はどこが悪いの?」
「笑えるんだけど・・・
今朝2階の階段から落ちて
複雑骨折 なんとか両足の骨折だけで
腰とか尾てい骨とか折らなかったから
幸いによかったよ」
「不幸中の幸いってやつですね」
「そうそう」