イマカレモトカレ 永遠の愛は?


あの事(真実)を知ってから
1週間貴弘とはラインも無視してたし
会ってなかったから久々だ。


夢子と会社の外で待ってると
ヴェルファイアがやって来た。


・・・やっぱりね・・・
負けたんだ。


「あれ?船越くん勝っちゃった?」


「西山さん!当たり前ですよぉー!」


「こら!違うだろ?」


じゃんけんをする前に
貴弘の方から『出すわ』と
言ったそうだ。


ラインを無視してることや
親のことを考えると少し顔を合わせにくい。


後部座席に夢子と座ってたが
夢子は仕事の話をして
結構船越さんや貴弘と
話が弾んでいる。


あたしは話に入れず
外の景色を見ていると
ふと視線を感じたからルームミラーを見ると


あ・・・
ミラー越しに貴弘と目があった。


思わず視線を反らしたけれど
貴弘はあたしのことを見ていたようだ。



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