イマカレモトカレ 永遠の愛は?


「何か飲む?」


「いいよ お構い無く!
貴弘疲れてんでしょ 寝なよ」


「せっかく乃愛が来てんのに
寝たらもったいないだろ
少し話そうよ」


そう言うと貴弘は
あたしが座ってたソファーに
移動してきて横に腰かけた。


「なぁ~聞きたくないけどさ
オレと別れて何人と付き合った?」


「聞きたくないんだったら聞かないで」


「意地悪いなお前!
聞きたくないけど聞くってことは
知りたいから聞いてんだろ」


「うん・・・4人かな?5人かな?」


「1年に一人ペースか?」


「長続きしなくて・・・前々回なんか
たった2週間!」


「2週間?ウケる」


「超ケチな人だったんだ
友人の紹介だったんだけどね
細かい人でめんどくさい人だった」


「前の彼氏と別れた理由は?」


相手が結婚してたなんて言えないし
結局は振られる形になったし


「まぁ色々あったんだよ
あたしのことばかり聞かないで
貴弘はどうなの?」


「オレは!付き合った女は星の数ほど」


「はぁ?もう聞かない!
何が星の数ほどよ!
バカみたい」


「ウソウソごめん
オレも乃愛ぐらいかな?
4人かな?」


「自分も1年に一人ペースじゃん」


「でも愛してる女は一人だけ」


「・・・・・・」


そっか・・・今の彼女さんなのか。


聞かなきゃよかったな。






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