イマカレモトカレ 永遠の愛は?


海を眺めてると自然に涙が溢れてくる
どのくらい時間がたったのか
ずーと眺めてた。


貴弘・・・
今 愛する彼女と一緒に過ごしてますか?
今 愛する彼女と笑ってますか?
今 愛する彼女を抱きしめてますか?


「乃愛ちゃーん ご飯だよ」


おばあちゃんが迎えにきた。


すぐに涙は拭き取ったが・・・。


「あら?泣いてたのか?」


「海を見ると自然に
溢れてくるものがあってね」


「そっかそっか
まぁ~乃愛ちゃん
男はこの世の中一人じゃないからね
星の数ほど居るって言うだろ」


「おばあちゃん!
カッコいいこと言うねぇ~
さすがあたしのおばあちゃん!」


「ワシの孫だから 荒波が来ても
へこたれない
乗り越えられるよ」


「うん!頑張る」


おばあちゃんとまた家まで手を繋いで帰り
おじいちゃんと3人でご飯を食べた。


「そうだ!美幸ちゃんに
会いに行こうかな?」


「倉敷の?」


「うん!去年美幸ちゃんが東京に来たとき
連絡が来て一緒に晩御飯食べたんだ」


「そーなのか
交流があるのか」


「いとこ同士だもん 離れてても
時々連絡しあってる」


「そっか それなら行ってみるといいよ
倉敷もいい町だからね」


倉敷には行ったことがないから
ぜひこの機会にぶらり旅でもね
とことん満喫して帰ろうと思っている。




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