イマカレモトカレ 永遠の愛は?


「外で待ってて
準備したら車だして行くから」


「途中で抜けたりしていいの?」


「あ~乃愛を送るためだけに
出る訳じゃないから
外回りがあるからね」


「えっ?」


「あれ?あっ!期待してた?
自分のために!って」


こんな性格変わってない!
意地悪げな態度もそう。。。


「全然期待してません!」


あたしは待ってろ!と言われたけれど
バスでさっさと会社へ帰ったのだった。


「帰りました!
夢子の代役たぶん果たせたと思います」


「たぶん?何だそのたぶんとは」


「いえ!ちゃんと果たしてきました
これが交わした契約書です」


「御苦労様」


「やっぱあたし営業とか無理です!
事務員で良かったとつくづく思います」


「何事も経験が大事だよ
人生色んな経験をして
大きくなるもんだよ」


意味深い佐伯課長の言葉
今 ずっしり心に入るよ。


貴弘との3年間色んな経験をした
楽しいこともいっぱいあったけど
思い出すのは最後のシーン。


ってか・・・
どうして会ってしまったんだろう。


会わなければよかったのに・・・。


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