イマカレモトカレ 永遠の愛は?
イマカレの異変
早速事務員に戻ったあたしは
「もしもしシステムズ門倉でございます」
と 電話対応。
「乃愛?あ~良かった」
掛けてきたのは貴弘だった。
「何でしょうか?」
「待ってろと言っただろ!」
「別に送ってもらう筋合いないので」
「そんなツンケンした言い方すんなよ」
いやいや貴弘だって反対の立場だったら
どーしてる?
あたしが浮気してその相手の子供を
妊娠してたら・・・。
貴弘ならいいそうか・・・
あの時言いたいこと言ったから
もうスッキリして忘れてるよ
もう別々の道を歩んでんだし!ってね。
「御用件は何でしょうか?」
誰が聞いているわからないから
ちゃんと敬語のあたし。
「あっ!そうそう
印鑑をひとつ貰い忘れてた」
「そうですか では
これからお持ちします」
「ばか!今からまたバス乗って来てみろ
こっちは閉まってるよ」
「あ・・・」
「それにあの出目金課長に怒られるぞ
ナイショにしてやるから」
「で・で・・・出目金」
あたしは笑いが出て止まらなくなった。
確かに!佐伯課長 目が異常にデカい
出目金・・・ウケる!。
「フフフ失礼ですよ」
「そんなに笑う乃愛も失礼じゃないの?」
「だって・・・」
「お前って笑いだしたら止まらねーのは
成長してないな」
「あ・・・」
よくみんなに今でも笑い上戸と言われる。