イマカレモトカレ 永遠の愛は?
「心ここにあらず!
なんかあった?」
「へっ?何もないけど?」
「そう?」
「うん!ごちそうさま
じゃあ またね」
「送るよ 家はどこ?」
「いいよここで」
「それなら駅まで送るから」
と言われ 車で最寄りの駅まで
送ってもらっていると
あたしの携帯がなった。
相手は・・・和典さん。
このタイミングで?
どーしよう。。。
なんだろ?
「はい」出るしかなかった。
「乃愛 お前何処にいる?」
「えっ・・・あっ・・・
なんで?」
「なんで?って
何処にいるのか聞いてるんだよ!」
怒ってる口調の和典さん。
やっぱり和典さんだったの?
でも 自分も女の人と子供と居たじゃん。
「もんじゃ焼き・・・食べてた」
「誰と?」
あたしはそっと車から降りた
降りないと和典さんの声が大きいから
貴弘に聞こえてしまうので。
「目を反らしただろ!
ってことは やましいことがあったからだろ!」
「やっぱり和典さんだったんだ
お兄さん夫婦かと思った」
「兄貴じゃなくて残念だったな!
オレは兄貴が行かれなくなったから
代わりに嫁さんと子供を
飯に連れてってくれって
頼まれたから行ったんだ
乃愛はなにしてんだ?
誰だ?あれ!」
「高校時代の同級生
実家に帰ってて 近くのスーパーで
偶然会ってご飯行こうって!」