イマカレモトカレ 永遠の愛は?


「和典さん・・・ごめん
あたしの軽率な行動
今度から気をつけるから」


「オレもカッとなって悪かったよ
つい二人を見て血が昇っちゃって
それだけ乃愛が好きってことだけど」


冷静になった和典さんは
普通に戻っていた。






泊まるわけでもなく
あたしたちはホテルをでて
家まで送ってもらって和典さんが
帰るのを見送ったのだった。




【彼ちゃんと迎えに来たのか??】


そんなラインを入れてたのは
貴弘だった。



もう2時間前のこと。


【うん】
と 返信すると
【それならよかった】
と返って来た。


【また何か食いに行こうな】


【ごめん もう行かれない】


【やっぱなんかあった?】


【あの店に実は彼が居たんだ】


【だからかぁ!
様子がおかしかったのは!】


貴弘が言うには
もし自分が和典さんの立場だったら
後で呼びつけるとか
そんな余裕なくて
その場で『誰だ!こいつ!何してんだ!』
と暴れてるかもと言った。


【お兄さんの嫁さんと子供さんが
居たから見て見ぬふりをしたって】


【へぇー!冷静な彼だね】


冷静な彼だね?
全然冷静じゃない!
反対にすごく怖かった。


【で?仲直りしたの?】


【うん!高校時代の友人だって
わかってくれたよ】


【へぇー!そう
わかってくれたなら
いいじゃん!また行こう!】


怖いんだよね・・・また
あんな思いするのは・・・。






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