イマカレモトカレ 永遠の愛は?
「おっはよー!」
「あ・・・おはよ・・・」
夢子の元気とは正反対に
あたしは考えることばかり多すぎて
仕事に出るのも嫌なくらい
気分が滅入っている。
「ちょっとぉー!何よあんた!
元気ないわね!」
「そうかな?」
「そうよ!活気がないよ」
「朝なにも食べなかったからかな?」
「うん?
商社マンとデートだったんでしょ?
朝まで一緒だったわけ?
ふーん朝が食べられないくらい
お熱かったのね!はいはい」
「・・・なわけ!
デートじゃなかったし」
「あれ?日曜どこ行こうかって
考えてたじゃん」
「お兄さんの奥さんと子供を
連れて行かないと行けなくなったからって
前の日にキャンセルよ」
「はぁ~あ それでショックで
ご飯を食べれないんだ」
「それならいいけどね
実はね」
昨日のことを話した
恥ずかしいけど全部夢子には話した。
ただ貴弘のことは同級生ということにして・・・。