イマカレモトカレ 永遠の愛は?


「西山さんとこの前
ご飯でも行かない?ってことになって
やっと 実現したね」


「そーですね
前田さんが行こう行こうって言うから」


照れ笑いをしながら
言ってる夢子はまるで乙女の表情。


おいおい!君は彼氏がいるでしょ
そんな態度を明光君が見たら
怒るよ?


「何頼みます?」

「お前に任せる」


任された船越さんは
適当にシーフードやお肉を注文し
『カンパーイ』と乾杯の音頭も取った。


他愛もない話ばかりしていたが
アルコールも入るとトークも弾んでくる。


あたしの目の前は船越さん
「門倉さんはいくつ?」
と質問をされ
「25」だと答えると
「えー!!!25ですか?
マジっすかぁ?」
と 大袈裟に驚かれた。


「そんな驚くこと?
船越さんはいくつなの?」


「オレは23です」


年下か・・・。


「おばさんだと思ったんでしょ?
ひどいなぁ~わかってるんだよ
自分がもう年だってことはね」


「そんなことないです!
自分より下だと思ってましたから」


「またっ!もー!口が上手いな
ハイハイ飲んで飲んで」
と船越さんのグラスにビールを継ぎ足した。


その光景を夢子と貴弘は
笑いながら見ていた。


「船越さんは彼女いるの?」


「門倉さん!その質問はNG」
貴弘に言われてストップさせられた。


「別れたばかりだから
NGNG!」


「あっ・・・ごめんなさい」


「いいんですよ
相当振り回されましたからね!
当分女なんていいやっ!って
思ってましたけど 門倉さんみたいな人なら
全然いいっす!」


「もー!まぁー!口が上手いな~
ハイハイ飲んで飲んで!」


とまたグラスに継ぎ足す。

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