イマカレモトカレ 永遠の愛は?
和典さんの車で移動中
【ピコッン】ラインが届いた。
「誰?」
あっ・・・船越さんが
グループラインを作成したようだ。
そして夢子があたしを招待した。
「あ~夢子」
「あっそう」
あたしは何もせず
手帳型ケースに入れてる携帯を閉じた。
「あれ?返事しないの?」
「後でいい」
「それって本当に夢子ちゃん?」
「え・・・」
「さっきの男とか?
あんな彼氏と別れて
オレと付き合おうよって
きてんじゃないの?」
「ちがうよ!」
見てよ!といいたいが
この場でグループライン作成は見せれない。
何を思われるか・・・。
でも 和典さんってこんな人だった?
最近エスカレートして
怖いんだけど・・・。
もう和典さんのことを
好きだとかそんなことじゃなくて
恐怖になりつつある。
このままでいいの?あたし。
車は山あいの広い場所についた
車を止めた和典さんは
「乃愛はオレが乃愛の事を
思ってるか知らないだろ!」
と いきなりいい始めた。
「乃愛の思う度合いと
オレの思う度合いって違うよな」
「・・・うん?」
「さっきのが反対で
乃愛がオレを迎えに来て
知らない女に『もし彼女が居なかったら
狙ってますよ』なんて言われたら
どう思う?」
「まぁ~まぁ
本気なら目の前で言わないよね」
「ほら!そこ!
そんな冷静で居れる?
そこがわからんわ!」