イマカレモトカレ 永遠の愛は?
夢子&貴弘side①
***【一平】にて***
「門倉さんの彼って
結構怖そうでしたね」
「船越さんが余計なこと言うからでしょ
彼氏が居なかったらとかどーとか」
「ほんのジョークのつもりだったんですけど
ヤバそうでしたね」
「今頃 乃愛大変かも・・・
そんなジョーク言って
ジョークだってあの人に
通用するかな?」
夢子の呟くように言った言葉に
貴弘が尋ねた。
「大変って?」
「まぁ~それはあたしがここで
昨日今日会ったばかりの人に
言うべき事じゃないと思います」
「それって
オレが察するに束縛されてる感じ?」
貴弘はすぐにわかった。
「想像に任せます」
「えっ?門倉さんって
そんな目に遭ってんですか?」
「だから!船越さんのあれは
かなりヤバイよ」
「マジっすね!どーしましょ?」
「言ってしまったものはしかたない
たかかがジョークで二人の仲が壊れたり
するんだったらそれまでの事じゃない?」
「わっ!前田さんって結構冷たいんですね
仲が壊れるぐらいならまだマシです」
「うん?西山さん何それ・・・」
「今頃・・・DVにあってるかも
あっ・・・あたし余計なことを・・・」
「はぁ?」
「えっ?DVって?」
「いや!何でもない
さぁ!乃愛も帰ってしまったことだし
あたしたちもお開きにしますか!」
会計を済ませて3人はお店を出た。
「西山さん
ちょっとこの後いい?」
船越さんが帰ったのを見計らって
貴弘は夢子を誘ったのだった。