イマカレモトカレ 永遠の愛は?
二人は場所を変え
バーのカウンター。
「知り合いがね
DV撲滅運動に力を入れてて
もしかしたら門倉さんを
救えるかも知れないから
詳しく教えてくれない?」
「あ・・・でも
乃愛が認めた訳じゃなくて
あたしが勝手にそう思ってると言うか
だから 違うとは思うんだけど」
「殴られたり蹴られたりしてるの?」
「・・・それは違うんだけど」
「うん?じゃあ何?」
「これを言ったら前田さんが
乃愛を見る目が変わると言うか
そんな目で見てしまうと言うか」
「何だよ・・・ここまで言ったら
ちゃんと言いなよ」
「実はね」
と 自分がここ最近思ってることを
貴弘に話した。
「はぁ~性的DVね」
「あたしが思ってるだけだよ
乃愛はなんとも思ってないかもしれないけど」
「へぇ~そうなん
ふーん まっ!西山さんの言うとおり
門倉さんは好きでそういう行為を
してる可能性もあるわけだからね
一概に回りが言えないよね」
「絶対言わないでくださいよ」
「言わないよ
でももし西山さんの勘が当たってたら
今頃・・・大変な目に遭ってるね」
「ですよね 心配だわ・・・」
「そんなに心配ならまた飲み会開いて
様子を見てみます?」
「飲み会?」
「またその時に しつこく彼から
連絡が来るとか時間前に迎えに来るとか
色々あると思うし もしそうなら
息抜きも必要かと・・・」
「うーん・・・息抜きね」
「また船越に店を探させるわ」
夢子と貴弘は一時間弱そこで過ごして
家路についた。
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