イマカレモトカレ 永遠の愛は?
不安なことばかり



着信・・・和典
またか・・・
あたしの家で話し合った昨晩から
もうこれで5回目
それでもあたしは拒否をしている。



そして二日過ぎて頃からか
和典さんが教えたのか 調べたのか奥さんから
携帯に電話が掛かってくるようになった。


『死ね!』『泥棒猫』『地獄に落ちろ』
この3つの言葉を言うとガッチャンと切る。


もちろん留守番にも同じメッセージ・・・。


精神的に追いやられてしまう。





「おはよっ!」


次々と出社してくる仲間たちに対して
「あ・・・おはよ・・・」
真顔で笑顔を作れず返してしまうが
あたしはいつも【朝はテンションが低い】
と思われているから
変にみんな聞いてこないから助かる。


・・・が・・・
一人スルーしてくれない人が。


それは夢子。


「乃愛・・・なんかあった?」


「えっ?別に・・・」


「そう?じゃあ寝不足?
顔色悪いし いつもと違うよ」


「うん・・・寝不足と言えば寝不足かな
全然眠れないから」


「仕事中寝ないでよぉー」


「寝てたら頭叩いて起こしてね」


「寝る設定か?(笑)
さぁ!あたしは着替えたら外回りに
行ってきますかね」


寝れたらいいけどね
寝れないんだ・・・。


先に着替えた夢子は
更衣室から出たかと思うと
また顔を出し
「乃愛!今日空けててね!
ご飯行こう キャンセルなしだから
もし予定があるなら
そっちをキャンセルして」と
あたしに言って持ち場へ行ったのだった。




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