イマカレモトカレ 永遠の愛は?
「なんなんそれ!」
「本当なんなん?って感じでしょ」
「で?商社マンとは?」
「別れるよ!当たり前じゃん!
もう連絡してないし」
「向こうは?」
「しつこいくらい掛けてくる
でも無視」
「・・・そりゃ奥さんと別れてでも
乃愛と一緒になりたいと思ってんだから
気持ちは本当だと思うけどね
でもねぇ~なんかちょっとねぇ
異常だったじゃんアレとか」
「うん・・・」
今思えば自分が奥さんとの交渉が
上手く行かないからか
あたしが他の人といるのを見て疑って
あんなことをしたり。
この先和典さんと一緒になっても
また他の女の人に気持ちがいく可能性も
なきにしもあらず。
「でもさ 眠れないとか
食欲がないとかってさ
それだけ好きだったからでしょ?」
「嫌いだったら付き合ってないよね
でも もういいやって思ってる
サーッと気持ちが
落ちていったというかね」
「だけどさっ!奥さんって
気持ちわかるけど乃愛に言ってくるのは
おかしくない?」
「あたしが誘惑したと思ってるから
仕方ないんじゃないの?
ただ会社に掛けられて
余計なことを言われたらと思うと
精神的にね・・・」
「そこかぁ~乃愛の精神的苦痛は!
警察に相談したら?
もしかしたらさ
乃愛が刺されたりして
事件になりそうじゃん」
「言えないわよ!
でも明日和典さんと会うから
全部話すよ
奥さんから嫌がらせられてることとか
もう自分は付き合っていく
気持ちもないこともね」
「心配だから一緒に居ようか?」
「ううん大丈夫
でも もしあたしと連絡が取れなかったりしたら
和典さんを疑ってねハハハそれはないか」
「笑い事じゃないわよ」
夢子は本気で怒った。