恋の処方箋SOS
内海の診療室から出て一階に向かう途中、ナースと機嫌よさそうに話す杏子がいてびっくりした
声をかけようか悩んでやめた
しばらくは距離をおこうそう決めて白衣をとりに行くためにロッカールームに急いだ
病院関係者のためのバックヤードで簡易シャワーを浴びて着替えた
水で流し込んだ痛み止めは効いてくれそうもない
しばらく仮眠をとろうか悩んだか院内放送が流れた
「比嘉先生、比嘉先生、至急高瀬さんの病室まで来てください」
ったく俺は迷子かよため息をつきながら杏子の病室に戻った
「比嘉先生あの高瀬さんが呼んでいたので」
ナースが躊躇いがちに俺に言うので病室に顔を出した
「杏子?」
にこりと笑ったのはいいがなんか怖いんだよな
「比嘉先生」
杏子は俺のことを比嘉先生なんて呼ばない、俺は数歩後ずさった
「なんだよ」
壊れてく杏子を見ていたくなかった俺は杏子のベッドに近づいておもいきり杏子を抱きしめた
噛みつかれようとかまわかない
「龍太郎?苦しいよはなして」
龍太郎そう聞こえた
「おまえなんて言った?」
「龍太郎」
「どうしたの?変な顔してる」
「おまえなにも?」
「あーあつまんないのもうちょいだったのになぁねぇ龍太郎先生」
振り替えれば白石先生がいて私はまた頭が痛くなった
「白石先生?」
「はろー杏子ちゃん」
「でもさ僕しりたいんだよねこの写真の顛末
キスだけならまだしもねぇ比嘉先生」
そうだ私、この写真でおかしくなったんだ
「根も葉もないことに踊らされてるんじゃねぇよ加工だろこんなもん」
ビリビリと写真を破く龍太郎を嘲笑う白石先生
「あなたのせいで僕の彼女は死んだ、忘れたなんて言わせない
だから僕が今度は奪う番です」
「かもな、医者は神様じゃない、つか出てけよ負け犬」
だんと包帯を巻いた手を振り払い壁に叩きつけ龍太郎は嘲笑う
白石先生がいなくなってしまうと龍太郎は私をきつく抱きしめた
「痛いよ龍太郎」
「少しでいいおまえといたい」
「龍太郎?」
ふわっと欠伸をしたかと思えば私のベッドに突っ伏してしまう
なにがあったのかよくわからないまま私はただ龍太郎を見ていた
見廻りにきてくれたナースさんが私に言う
「あらあら比嘉先生ったら
昨日ねずっとあなたに話しかけていたのよ、寝ないようにボールペンを腕に刺しながら」
龍太郎の腕の包帯は私のせいだったんだ
龍太郎がゆっくりと伸びをしたとき私は手をひいた
「っ・・・」
「ありがとう龍太郎」
にこりと笑う私に龍太郎も軽く笑った
声をかけようか悩んでやめた
しばらくは距離をおこうそう決めて白衣をとりに行くためにロッカールームに急いだ
病院関係者のためのバックヤードで簡易シャワーを浴びて着替えた
水で流し込んだ痛み止めは効いてくれそうもない
しばらく仮眠をとろうか悩んだか院内放送が流れた
「比嘉先生、比嘉先生、至急高瀬さんの病室まで来てください」
ったく俺は迷子かよため息をつきながら杏子の病室に戻った
「比嘉先生あの高瀬さんが呼んでいたので」
ナースが躊躇いがちに俺に言うので病室に顔を出した
「杏子?」
にこりと笑ったのはいいがなんか怖いんだよな
「比嘉先生」
杏子は俺のことを比嘉先生なんて呼ばない、俺は数歩後ずさった
「なんだよ」
壊れてく杏子を見ていたくなかった俺は杏子のベッドに近づいておもいきり杏子を抱きしめた
噛みつかれようとかまわかない
「龍太郎?苦しいよはなして」
龍太郎そう聞こえた
「おまえなんて言った?」
「龍太郎」
「どうしたの?変な顔してる」
「おまえなにも?」
「あーあつまんないのもうちょいだったのになぁねぇ龍太郎先生」
振り替えれば白石先生がいて私はまた頭が痛くなった
「白石先生?」
「はろー杏子ちゃん」
「でもさ僕しりたいんだよねこの写真の顛末
キスだけならまだしもねぇ比嘉先生」
そうだ私、この写真でおかしくなったんだ
「根も葉もないことに踊らされてるんじゃねぇよ加工だろこんなもん」
ビリビリと写真を破く龍太郎を嘲笑う白石先生
「あなたのせいで僕の彼女は死んだ、忘れたなんて言わせない
だから僕が今度は奪う番です」
「かもな、医者は神様じゃない、つか出てけよ負け犬」
だんと包帯を巻いた手を振り払い壁に叩きつけ龍太郎は嘲笑う
白石先生がいなくなってしまうと龍太郎は私をきつく抱きしめた
「痛いよ龍太郎」
「少しでいいおまえといたい」
「龍太郎?」
ふわっと欠伸をしたかと思えば私のベッドに突っ伏してしまう
なにがあったのかよくわからないまま私はただ龍太郎を見ていた
見廻りにきてくれたナースさんが私に言う
「あらあら比嘉先生ったら
昨日ねずっとあなたに話しかけていたのよ、寝ないようにボールペンを腕に刺しながら」
龍太郎の腕の包帯は私のせいだったんだ
龍太郎がゆっくりと伸びをしたとき私は手をひいた
「っ・・・」
「ありがとう龍太郎」
にこりと笑う私に龍太郎も軽く笑った