恋の処方箋SOS
「白石先生はどうして龍太郎を殺したいんですか?」
「殺したいんじゃないよ愛してるんだよ友達として」
電車に乗り込んで本来なら熱気で暑いくらいなのに寒気がした
「危ない人ですね」
「君に判断してもらいたくないよ、龍太郎先生が僕から真幌を奪ったんだ当然その報いはうけてもらうよ」
真幌って誰だろう?白石先生の大切な人なのかな
「僕は一生許すつもりはないよ」
にこりと笑うけどそれは冷笑
私は自分の降りるべき駅で降りて龍太郎に電話をした
勤務中だしでないのはわかっていたけど声が聞きたかった
私はスマホをしまって会社に向かった
駅から5分の立地にあるビルのエントランスを潜って自分の部署に行き自分のデスクに荷物を置いた
「おはようみみ」
親友は私を無視して紙の束をデスクに置いた
ちらりとナベさんのほうを見たが視線をはずされた
なにこれ
見れば私のデスクには大量の仕事の山
課長がきて言う
「今日中にできなかったら君はクビいいな?」
「はっはい」
私はお昼も返上して仕事に没頭したがなかなか終わらず挙げ句にスマホが鳴った
「朝、電話したか?」
「龍太郎はいいわね暢気で、龍太郎のせいで仕事クビになったんだからね」
完全な八つ当たりだってことはわかっていたけど言いたかった
「暢気ね、激薬飲まされてやっとさっき自分で治療したとこだ
聞きたいか?簡単に言うと肺が壊れる一歩手前」
龍太郎が珈琲を飲む音がする
「ごめんなさい」
「なにが?」
「八つ当たりして」
「別に、話しはそれだけか?」
本当は話したいことたくさんあったのに口からでた言葉は意外なものだった
「別れたいの」
つきあったばかりでこんなこと言って私ってバカ
「その話し電話じゃできない、じゃあな仕事に戻るから」
「龍太郎待って」
電話は一方的にきられてしまいこれ以上、話せなかった
私は終わらない書類の山に時々苛立ちながら
「こんなのできるわけないじゃない」
と独りごちたら後ろから声がした
「大変だねぇ」
「みみ」
「比嘉先生とどこまでいったの?ずいぶんラブラブみたいだけど
抜け駆けなんてずるくない?」
女の友情はすぐにヒビがはいりやすく根にもたれやすい
「抜け駆けなんてしてないし」
「どうせ仕事を私にぜんぶおしつけて比嘉先生とラブラブだったんでしょ本当最低」
「ごめんね」
「ききたくないし、あっごめん手がすべったぁ」
コーヒーが書類にかかってすぐに拭いたが字が滲んでよく見えない
なにもかも龍太郎のせい
私は苛立ちながら仕事に戻った
「殺したいんじゃないよ愛してるんだよ友達として」
電車に乗り込んで本来なら熱気で暑いくらいなのに寒気がした
「危ない人ですね」
「君に判断してもらいたくないよ、龍太郎先生が僕から真幌を奪ったんだ当然その報いはうけてもらうよ」
真幌って誰だろう?白石先生の大切な人なのかな
「僕は一生許すつもりはないよ」
にこりと笑うけどそれは冷笑
私は自分の降りるべき駅で降りて龍太郎に電話をした
勤務中だしでないのはわかっていたけど声が聞きたかった
私はスマホをしまって会社に向かった
駅から5分の立地にあるビルのエントランスを潜って自分の部署に行き自分のデスクに荷物を置いた
「おはようみみ」
親友は私を無視して紙の束をデスクに置いた
ちらりとナベさんのほうを見たが視線をはずされた
なにこれ
見れば私のデスクには大量の仕事の山
課長がきて言う
「今日中にできなかったら君はクビいいな?」
「はっはい」
私はお昼も返上して仕事に没頭したがなかなか終わらず挙げ句にスマホが鳴った
「朝、電話したか?」
「龍太郎はいいわね暢気で、龍太郎のせいで仕事クビになったんだからね」
完全な八つ当たりだってことはわかっていたけど言いたかった
「暢気ね、激薬飲まされてやっとさっき自分で治療したとこだ
聞きたいか?簡単に言うと肺が壊れる一歩手前」
龍太郎が珈琲を飲む音がする
「ごめんなさい」
「なにが?」
「八つ当たりして」
「別に、話しはそれだけか?」
本当は話したいことたくさんあったのに口からでた言葉は意外なものだった
「別れたいの」
つきあったばかりでこんなこと言って私ってバカ
「その話し電話じゃできない、じゃあな仕事に戻るから」
「龍太郎待って」
電話は一方的にきられてしまいこれ以上、話せなかった
私は終わらない書類の山に時々苛立ちながら
「こんなのできるわけないじゃない」
と独りごちたら後ろから声がした
「大変だねぇ」
「みみ」
「比嘉先生とどこまでいったの?ずいぶんラブラブみたいだけど
抜け駆けなんてずるくない?」
女の友情はすぐにヒビがはいりやすく根にもたれやすい
「抜け駆けなんてしてないし」
「どうせ仕事を私にぜんぶおしつけて比嘉先生とラブラブだったんでしょ本当最低」
「ごめんね」
「ききたくないし、あっごめん手がすべったぁ」
コーヒーが書類にかかってすぐに拭いたが字が滲んでよく見えない
なにもかも龍太郎のせい
私は苛立ちながら仕事に戻った