恋の処方箋SOS
黙ったままの俺を冷たく見つめる
「このままではよくないです、内海先生を呼んできます」
しばらくして内海が怒鳴りながら点滴を交換する
「どういうつもりだ?速く落としたら血管の負担になるし血が逆流するかもしれない基本だろ」
龍太郎は聞いているのかいないのかベッドから降りようとする
「トイレ」
「外にいるからここでしろ」
「あのなぁ俺は人間だ」
「まだ歩けないムリだ」
「俺に人間やめろっていいたいのか?」
「もし拒むなら菅を増やすだけだわかったな?」
内海の睨みには勝てずに俺はベッドで苦悶していた
しばらくして内海が戻ってくるなり言い放つ
「採尿の手間が省けた」
俺はなにも言わずに背を向けた
「鬼畜」
「なんだ文句あるのか?」
「どうしたら杏子は俺をみてくれる?」
いつも強気な龍太郎が怪我のせいかおかしい
「どうした溜まってるのか?」
「一ヶ月もしてないからなっておまえなぁ」
「一ヶ月もしてないのかよく正気を保ってるな」
「ああもういい出てけ!」
龍太郎がかわいいというナースがいたがたぶんこのことなんだろう
「本当おまえはイジメたくなるタイプだよ白石の気持ちが少しわかる」
「わからなくていいから出てけ」
「1人で寂しくないか?」
「あのなぁ」
本気で怒りそうな龍太郎の剣幕に俺は出ていこうとして足を止めた
白石が杏子を車イスに乗せてこちらに向かってきた
「白石」
「いえただの散歩ですよ」
杏子が少し変わった気がする、雰囲気というかなんというか
「龍太郎が心配で」
「本当?余計なお世話かもしれないがおまえまで龍太郎を傷つけていないか?」
「えっ・・・」
「どうします?」
私はしばらく考えてから言った
「帰ります」
私は龍太郎とつりあってない、だから諦めるしかない
「待てよ」
病室のドアが開いていたのを忘れていた龍太郎の低い声がする
「龍太郎」
「入れよバカ」
おずおずと車イスごと杏子が入ってくる
俺は痛さからくるイライラを杏子にぶつけていた
「バカ」
内海の声と車イスが倒れるのは同時で慌てて引き起こした
「かわいそうだなおまえ」
龍太郎の冷たい声がして私は泣きたくなった
「龍太郎やめとけ」
龍太郎は床にゆっくりと降りると杏子の顎を持ち上げた
「悲劇のヒロインだな、なあ白石のキスどうだった?」
噛みつくようにキスをして乱暴に突き放した
「龍太郎いいかげんにしろ」
龍太郎は舌打ちをしてからベッドに横になってしまった
「このままではよくないです、内海先生を呼んできます」
しばらくして内海が怒鳴りながら点滴を交換する
「どういうつもりだ?速く落としたら血管の負担になるし血が逆流するかもしれない基本だろ」
龍太郎は聞いているのかいないのかベッドから降りようとする
「トイレ」
「外にいるからここでしろ」
「あのなぁ俺は人間だ」
「まだ歩けないムリだ」
「俺に人間やめろっていいたいのか?」
「もし拒むなら菅を増やすだけだわかったな?」
内海の睨みには勝てずに俺はベッドで苦悶していた
しばらくして内海が戻ってくるなり言い放つ
「採尿の手間が省けた」
俺はなにも言わずに背を向けた
「鬼畜」
「なんだ文句あるのか?」
「どうしたら杏子は俺をみてくれる?」
いつも強気な龍太郎が怪我のせいかおかしい
「どうした溜まってるのか?」
「一ヶ月もしてないからなっておまえなぁ」
「一ヶ月もしてないのかよく正気を保ってるな」
「ああもういい出てけ!」
龍太郎がかわいいというナースがいたがたぶんこのことなんだろう
「本当おまえはイジメたくなるタイプだよ白石の気持ちが少しわかる」
「わからなくていいから出てけ」
「1人で寂しくないか?」
「あのなぁ」
本気で怒りそうな龍太郎の剣幕に俺は出ていこうとして足を止めた
白石が杏子を車イスに乗せてこちらに向かってきた
「白石」
「いえただの散歩ですよ」
杏子が少し変わった気がする、雰囲気というかなんというか
「龍太郎が心配で」
「本当?余計なお世話かもしれないがおまえまで龍太郎を傷つけていないか?」
「えっ・・・」
「どうします?」
私はしばらく考えてから言った
「帰ります」
私は龍太郎とつりあってない、だから諦めるしかない
「待てよ」
病室のドアが開いていたのを忘れていた龍太郎の低い声がする
「龍太郎」
「入れよバカ」
おずおずと車イスごと杏子が入ってくる
俺は痛さからくるイライラを杏子にぶつけていた
「バカ」
内海の声と車イスが倒れるのは同時で慌てて引き起こした
「かわいそうだなおまえ」
龍太郎の冷たい声がして私は泣きたくなった
「龍太郎やめとけ」
龍太郎は床にゆっくりと降りると杏子の顎を持ち上げた
「悲劇のヒロインだな、なあ白石のキスどうだった?」
噛みつくようにキスをして乱暴に突き放した
「龍太郎いいかげんにしろ」
龍太郎は舌打ちをしてからベッドに横になってしまった