黒胡椒もお砂糖も
今朝。
終わりを迎えた保険会社の記念月、11月戦の結果検証があったのだ。
そして、うちの南支社、第一営業部に所属する54人の営業職員の中で、未実働(つまり、貰えた契約が1件もないか、0.5件もしくは0.2件ってこと)者、そして実働(1件か、1.5件)者が並べられてコンコンと詰められた。
その中には私も入っていた。
あの奇跡の1件の後、文字通り休日返上で頑張ったけれど、その後手に入ったのは主力商品以外の小さな契約ばかり。終わってみると、私の成績は1.5件だったのだ。
ガッカリしたのは私だが、それは勿論会社と上司も同じだ。
というわけで、自分の給料にはならない上に会社のお荷物になること決定の私達10名を朝礼台の前に並べて、営業部長が朝から直々に乗り込んできて、散々叱られたのだ。
それはそれは恐ろしい経験だった。
転職してから、前職の絡みで何人かの顧客を確保していた私は今までは叱られない程度には成績を収めており、今回が初めての「詰められ」行事だったんだけど・・・。あれは、怖かった。
普段は演説をしているところしか見たことのない営業部長が恐ろしいとしか形容出来ない形相でぎろりと睨みつける。
角が生えてないかと思わず頭の上を見てしまったほどだった。
悪魔、降臨。