黒胡椒もお砂糖も
本日は年内最後の支社研修があった。
というわけで、入社2年目でまだ新人の私は支社で研修を受けてきたところ。
昨日までの酷い雪はやっと上がり、都会だというのに雪が積もったのだった。ヒールでは寒すぎて、今日はパンツスーツにショートブーツだった。あったかーい。
どっちかと言うとスカート派の私だけど、パンツスーツはいいかも。冬の間だけでもそうしようかな。
5日前、高田さんに吹雪の中でいきなりの告白を受けてパニくった私は、家で散々泣いて深夜3時に目覚め、そこから熱々のお風呂につかって、寝なおしたのだ。
翌日は若干瞼は腫れていたけど、気持ちもすっきりとして元気だった。だけどどうしたらいいか判らなかったのは同じだったので、徹底的に男性営業部である第2営業部を避けた。
ひたすら外回りに専念し、頭からあの美形を追い出すために仕事モード満載にしていたお陰か苦戦した11月戦とは比べ物にならないラッキーにも恵まれて、既に1月分も契約をいただけたのだ。
素晴らしい。これで今年の年越しは、仕事に関する苦悩は大いに削減されるだろう。
親にも元気な顔を見せてやれるはずだって、自分も喜んで過ごした。だから、中々良い5日間だったといえる。
支部があるところよりも更に都会の支社の窓から、ぼーっと町並みを見下ろす。
下界はクリスマスイルミネーションで昼間からキラキラと光っていた。
明日はクリスマスイブで、その後はもう仕事は種蒔きのみにしてゆっくりしようと決めていた。女友達と飲みにいく約束もしている。彼女は同じく独身なので、親友みたいにダンナさんに気遣うこともない。