彼氏は幼なじみのイケメンくん。
[菜緒side]
目を覚ますと見なれた病室、、、。
入院か。また事務所に迷惑かけちゃうな。
引退しちゃおうかな。中途半端にやるよりもいいかもな。
ベットの脇には翔が寝ている。翔にも迷惑かけちゃった。
せっかくのOFFだったのにな。
翔のフサフサの髪をなでながら
「いつもごめんね。」
とつぶやく。
すると、、、
ムクっと翔が起き上がり
『だからごめんじゃないってば、ありがとうだってさっき教えたろ。それに全然ゴメンじゃねぇし。』
「起きてたの?」
『おぅ。目覚めにキスの一つや二つ期待してたのにな。ニヤッ』
「バカッ。」
『ハハハッ』
「ケホッケホッ」
『大丈夫か?』
と言っておでこに手を当てられる。
ひんやりしてて気持ちぃ。
『熱下がってねぇな。』
すると、翔がナースコールを押して蒼くんを呼んでいた。
しばらくすると蒼くんが入ってきて…
『菜緒、起きたか。おはよう』
「おはよ。蒼くん退院する。」
『ダメー』
「お仕事は?」
『ダメに決まってんでしょ!』
翔に怒られた。
『もうすぐ来るかな。』
「だれが?」
コンコン。
『なーおー!大丈夫?』
いきなり抱きついてきた!?パニック!
離れていく人の顔を見ると。
「しゃ、社長?」
『もぅ、心配したんだから。』
「す、すいません。」
『とりあえず。体調不良で休業ってことでいい?』
「はい。いつもすみません。」
『いいのよ♡♡菜緒には戻って来てもらわないと困るもの。引退とか許さないからね。』
「グス。うん。ありがとう、社長大好き」
『私も菜緒だぁいすきよ♡』