彼氏は幼なじみのイケメンくん。
『なおー!なお!分かる??』


「ゲホッケホッヒュ-ゴホッそ、ケホッゴヒュ-ホッケゼェホッケホッケホッくん」


『意識とばさないでね!マスクつけるよ。斗真点滴とってきて!』



やばい。意識とびそ…。


『菜緒。点滴刺すよー!』



30分くらいしてやっと収まってきた。


「ケホッゴホッケホッハァハァハァスーハー。スーハー。」



『落ち着いた?』



「ん。ありがと」



『いーえ。』



だるい、、、。



『熱はかるね。上がっちゃったかな。』




ピピピピピピ


『9度8分。辛いだろ。中途半端に下げるよりは…』



『蒼汰、アレ取ってこようか?』



『斗真よろしく。』




なにすんの?怖いんだけど。


「お姉ちゃん?何するの?」



『あ、えっと…』



『よし、菜緒。注射するからズボン脱いで。』



もしかして、、、


「お尻、に打つ、、痛いヤツ?」



『そそ。正解』


「やぁだ!無理。やめて!」



わんわん泣きながら抵抗するけど斗真がちょうど注射持ってきちゃって。



『なお。ごめんねー。』



斗真にズボンを少し下げられた。


「いやぁ!!ばかとーま!やだ!」



『うるさい。また発作出ちゃうぞ。』



でもやっぱりどんなに抵抗しても男の人にはかなわなくて…。


「やだぁー!イッタイ!やめて!グズン」


『よし、よく頑張りました。』



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