彼氏は幼なじみのイケメンくん。
表紙も取り終わり、着替えや帰りの支度も済ませた時には15:30。
そして、蒼くんのとこへ行くのが17:00。
このスタジオから病院までがだいたい40分なので、あと約1時間弱余裕がある。
翔は15:50には終わるって言ってたから…。
終わるまでコーヒーでも飲んで待つことにした。
休憩場所でコーヒーを買ってイスに座りながら病院行きたくないと考えながら15分ほど待っていたとき。
翔から、電話がかかってきた。
「もしもし?」
《あ、俺だけど?もう終わった?》
「うん。終わったよ。翔は?」
《俺も今上がり。今どこ?》
時計を確認すると、15:45くらい。
「3階の休憩所にいる。」
《今そっち行くな。ちょっと待ってて。》
「わかった。ありがとう。」
電話を切るとすぐに翔が来てくれた。
『お待たせ。行こっか。』
「おつかれさま。」
歩き出したけど…。
「ねぇ?どこいくの?」
『んー。まだ時間あるからな。病院で待つのやだろ?』
「絶対むり。」
『ハハハ、だよな。じゃあ今、ここのスタジオで今度一緒に出る番組の収録してるらしいから見学行く?』
「うん!いく!」