愛してはいけない

傷跡

ーSied.零ー

夜中、時計が12時を指した瞬間、目が覚めた。

寝る前には閉めたはずの窓が開いていて、妙な寒気を感じた

「なんで窓が開いてんだ?」

窓を閉めようとした瞬間、昼間にあったのと同じ感覚に襲われた

「え?」

急な事に頭を抑える


クスクス

「ダメだよ。力を否定しちゃ。目覚める物も目覚めないよ」

小さな笑い声と、急に告げられたその声に驚きを覚え後ろを振り返ると、そこには小さな女の子が笑っていた
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