愛してはいけない
階段を上がり終えると、小さな扉が現れた

その扉を開くと豪華な客室が現れ、ステラはその部屋のバルコニーまで案内してくれた


「リンカ様、アルゼンタム様、此処が今日あなた方に悪魔界の王子を見てもらうバルコニーです。王子は真正面のバルコニーから挨拶をされます。どうぞごゆっくりなさっていてください。」

そう言い残してステラは闇の中へ消えていった。



10分後



国中に鐘の音が鳴り響いた

「いよいよですね。リンカ様」

「うん」


この時私は出逢ってはいけなかったのだと、気づいたのだった
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