愛してはいけない
悪魔界の王子
国中に鳴り響く鐘の音に、ひどく鬱陶しさを覚えた時、彼は現れた
向かい側のバルコニーに姿を現した紳士は告げた
悲しい運命を
バサッ
カーテンが開かれ現れた人を見て戸惑った
「れ、い?」
涙が頬を伝い私は動揺に包まれた
「零。零!!!」
大好きで堪らない彼
会いたくて、会いたくて、逢いたくて堪らなかった彼
でも、彼の耳には私の声は決して届かなかった
向かい側のバルコニーに姿を現した紳士は告げた
悲しい運命を
バサッ
カーテンが開かれ現れた人を見て戸惑った
「れ、い?」
涙が頬を伝い私は動揺に包まれた
「零。零!!!」
大好きで堪らない彼
会いたくて、会いたくて、逢いたくて堪らなかった彼
でも、彼の耳には私の声は決して届かなかった