愛してはいけない
靴音が響く、暗い廊下
振り向くと怒った顔をしたステラが僕を睨みつける
「ステラ、どうしたの?」
分かりきった答えをステラに求める
「どうしたの?じゃないわ!!レン兄様、カレンとレオ兄様に記憶の呪いをかけたわね!!あれは禁忌よ!どうゆうつもりなの!?」
ステラは少し低い声で僕を問い詰める
「勘違いするなステラ。カレン様と結婚式するつもりはない。仮にも兄さんの恋人だからな。兄さんには、次期王として、自覚を持ってもらう為、カレン様に死んでいただくだけだよ。」
レンに暗い闇が影を落とした
「レン兄様、貴方って人はっ…許せない!」