愛してはいけない
『ふ〜。今日は風強いな。ん?』

言い争う声がして、城の窓の方を見上げると、

『あぁ、困った姫様だ。』

姫様が窓を開けた瞬間、矢が飛んで来ていた。

『仕方ないな』

彼は小さく笑う

「風よ舞え。踊るように。我の体を、我の命じるように飛び上がらせよ。」

彼が呪文のような物を唱えると、彼の体は大きく 舞い上がった
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