臨時社長秘書は今日も巻き込まれてます!
「お前はどれだけ飲んだんだよ」
呆れた声に、詩織が指折り数える。
「ビールが中ジョッキで2杯と、巨峰サワーとカルピスサワーと、バーで調子に乗って2杯ですか」
「そんな報告いらない~!」
社長の腕の中で暴れたら、押さえ込まれる。
「いやぁあ。熱い、苦しい~」
「うるせぇ! この酔っぱらいが!」
「酔って何が悪いんですか! 私が酔っぱらおうが、騒いでいようが社長にはご迷惑かけてません」
「うん? すでに人の腕の中で騒いでる分、迷惑被ってる気がするが」
……そもそも、人を押さえ込んでいるのが悪いと思うんですが。
それは言っても無意味なのかな?
静かに睨み合っていると、詩織の爆笑が始まった。
「仲がいいんだねぇ。てか、何だかお邪魔みたいだから私は帰ります」
「お邪魔って、ちょっと待って、置いていかないで、一緒に帰ろう」
私が手を伸ばして詩織を掴まえると、社長も真面目な顔で頷いた。
「そうだぞ、成田さん。こんな時間に女二人だけで歩いているのはどうかと思うが、一人歩きはもっといけない。今、車を待っているところだから送っていこう」
「え。こんな時間に小杉さん呼びつけたんですか? 社長……鬼畜……」
思わず呟いたら、ふにふに頬っぺたを摘ままれる。
「小杉からいい加減にしろって連絡来たんだ……」
おぅ……可愛がられてるんだね。
呆れた声に、詩織が指折り数える。
「ビールが中ジョッキで2杯と、巨峰サワーとカルピスサワーと、バーで調子に乗って2杯ですか」
「そんな報告いらない~!」
社長の腕の中で暴れたら、押さえ込まれる。
「いやぁあ。熱い、苦しい~」
「うるせぇ! この酔っぱらいが!」
「酔って何が悪いんですか! 私が酔っぱらおうが、騒いでいようが社長にはご迷惑かけてません」
「うん? すでに人の腕の中で騒いでる分、迷惑被ってる気がするが」
……そもそも、人を押さえ込んでいるのが悪いと思うんですが。
それは言っても無意味なのかな?
静かに睨み合っていると、詩織の爆笑が始まった。
「仲がいいんだねぇ。てか、何だかお邪魔みたいだから私は帰ります」
「お邪魔って、ちょっと待って、置いていかないで、一緒に帰ろう」
私が手を伸ばして詩織を掴まえると、社長も真面目な顔で頷いた。
「そうだぞ、成田さん。こんな時間に女二人だけで歩いているのはどうかと思うが、一人歩きはもっといけない。今、車を待っているところだから送っていこう」
「え。こんな時間に小杉さん呼びつけたんですか? 社長……鬼畜……」
思わず呟いたら、ふにふに頬っぺたを摘ままれる。
「小杉からいい加減にしろって連絡来たんだ……」
おぅ……可愛がられてるんだね。